釜山文化財団は9日、COVID-19の拡散以後中断されていた朝鮮通信使の日本ゆかりの地交流を3年ぶりに再開したと明らかにした。

文化財団代表団は5日から4日間の日程で日本の対馬、下関などを訪問し、朝鮮通信使を通じた文化交流再開への意志を確認した。

日本対馬は地理的に韓国と最も近いところで、過去の朝鮮通信使の日本初寄港地として毎年8月第1土·日曜日に「厳原港まつり」を開き、下関市は毎年8月第3土·日曜日に「場間まつり」を開催した。

該当祝祭期間、現地では朝鮮通信使行列再現、交流公演等を通じて朝鮮通信使の「誠信交隣」精神を土台にした両国民間交流が行われた。

2019年以降中断されていた厳原港祭りが今年3年ぶりに再開されたことをきっかけに、朝鮮通信使歴史館業務協約、関連記録物ユネスコ世界記憶遺産登録5周年記念事業などに関する議論を進めた。

文化財団関係者は「今回の訪問は朝鮮通信使の縁故地域と後続事業に関する両側の意志を確認し、COVID-19拡散で中断されていた韓日文化交流の再開を知らせるスタートという点で意味がある」と話した。