慶州 朝鮮時代 良洞民族村圏

独楽堂

中国の性理学を定立させた李彦迪先生の古宅

独楽堂
独楽堂

こんにちは、慶州北部に位置する世界遺産・良洞村( ヤンドンマウル)に入ると小高い山の上に建てられている李朝時代の藁葺きや瓦葺の韓屋が目の前に迫りますが、その中でももっとも目立つ場所に、李朝時代の代表的な儒学者の一人として活躍した良洞村出身の李彦迪(イオンジョッ)先生が慶尚道の知事として赴任した時に建築された香壇(ヒャンダン)があります。

この民族村から西へ11キロほど行った場所には、李彦迪(イオンジョッ)先生の位牌を祭っている玉山書院があり、そこから北へ約700メートルほど離れた場所に李彦迪(イオンジョッ)先生の古宅・独楽堂(トッラッタン)があります。

李彦迪(イオンジョッ)先生の古宅・独楽堂(トッラッタン)は、先生が朝廷の官職を辞めさせられて、故郷に帰郷して1516年に建築された朝鮮中期の建築物です。 李朝時代の両班(ヤンバン)の伝統家屋は、アンチェ(母屋)、サランチェ(舎廊棟)、ヘンランチェ (行廊棟)、サダン(祠堂)という空間になっていますが、独楽堂は、李彦迪先生が居住するサランチェになっており、サランチェのすぐ裏には小川が流れる渓谷の自然の岩の上に建てられたピョルチェ(別棟)に当たる渓亭(ケジョン)があります。

良洞村( ヤンドンマウル)の韓屋は、大門をくぐったらすぐのところにサランチェがありますが、独楽堂の場合は、大門からサランチェまでが迷路のような感じのユニークな空間作りになっています。

玉山書院の自然豊かな緑の渓谷の上に位置している宝物第413号・独楽堂は、現在、先生の子孫たちが住んでいて、独楽堂を見学するには事前の予約が必要だそうですが、慶州良洞村の観光の序でに李彦迪先生の玉山書院、独楽堂を同時に回ってみるのもいいかもしれません。

基本情報
スポット名 独楽堂
住所 慶尚北道 慶州市 安康邑 玉山里 1600-1
경상북도 경주시 안강읍 옥산리 1600-1
電話番号 054-774-1950
時間 お問い合わせ必要
詳細情報 宝物第413号

行き方
慶州駅⇔慶州市外バスターミナル⇔カンドン⇔良洞村⇔アンガン⇔玉山書院、独楽堂⇔慶州市外バスターミナル⇔慶州駅を運行する203番市内バスを利用します。

※上記の記事は取材時点での情報を元に作成しています。 現地の事情によって今とは内容が異なる場合がありますので、ご了承ください。

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