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栄州 浮石寺

浮石寺
浮石寺
韓国の世界遺産であり、韓国で最も古い木造建築物として知られる無量寿殿があり、新羅時代の説話が漂う古代寺院。

(キョンサンプット)・栄州(ヨンジュ)市に位置する浮石寺(プソクサ)は、新羅文武王16年(676年)に義湘(ウィサン)大師が王命で建てた華嚴宗の寺です。

浮石寺の名前を直訳すると「地面から浮かぶ石」という意味で、これは義湘大師が浮石寺を創建した時の説話と関係があります。

浮石寺に纏わる説話

『三国遺事』によると、新羅文武大王1年(661年)、義湘(ウィサン)大師が華厳学を勉強するために唐に行った時、義湘大師を慕っていた善妙(ソンミョ)という女性がいました。義湘大師は中国の長安にある鐘南山の地蔵寺の智厳三蔵から10年間華厳の道理を学び、悟りを開いた後、帰国の途につきました。

遅れて消息を聞いた善妙が桟橋に駆けつけた時、大師が乗った船はすでになくなっていました。善妙(ソンミョ)は海に身を投げて龍に変身し、義湘大師が乗った船を護衛して無事に帰国させました。

その後、義湘大師が華厳の道理を広く広めるために王命でここ鳳凰山の麓に寺を建てようとしたとき、ここに住んでいた多くの異教徒が妨害しました。この時、善妙神龍が岩を空中に持ち上げる奇跡を見せ、異教徒を退治しました。

そのため、この石を「浮石」と呼び、寺の名前を「浮石寺」と名付けられました。その後、善妙神龍は浮石寺を守るために石龍に変身し、無量寿殿の庭の下に埋葬されたという話が伝えられています。

朝鮮王朝の英祖(ヨンジョ)時代の李重煥(イ・ジュンファン)の《擇里志》には「上下に岩の間に少し隙間があり、糸を入れて引っ張ると、引っかかることなく出入りできる浮遊する石であることが分かる」と書かれています。

浮石寺 無量寿殿(ムリャンスジョン)(国宝第18号) 

慶尚北道 栄州市 浮石寺の無量寿殿は、1376年に重修された木造建築物で、韓国の国宝第18号です。慶尚北道 安東の鳳停寺(ボンジョンサ) 極楽殿と共に韓国で最も古い木造建築物といわれています。 正確な建造年代は分かりませんが、高麗時代中期の建物と推定しています。

浮石寺
浮石寺

無量寿殿の前の石灯(国宝第17号)

無量寿殿の建物より古い統一新羅時代に作られた石灯です。4面の菩薩像と石灯の下段の蓮の花模様が美しく刻まれており、全体的にバランス美が非常に優れた傑作です。華厳寺の角皇殿の前の石灯と同様に本殿の中央の前に置かれていますが、これは光を仏の真理の象徴と考え、石灯が本殿の前を象徴的に照らす光明灯の役割を果たしているからです。

高麗時代を経て朝鮮時代になると、石灯が伽藍の前に2つ置かれる形に変わりました。石灯が光明灯の役割を失い、単純な照明施設に転落してしまったからです。

店名浮石寺 / プソクサ /부석사
住所慶尚北道 栄州市 浮石寺路 345
경상북도 영주시 부석사로 345
入場料無料
電話054-633-3464
サイトwww.pusoksa.org

※上記の記事は取材時点での情報を元に作成しています。 現地の事情によって今とは内容が異なる場合がありますので、ご了承ください。

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