盆山城

鉄の国・金冠伽耶の王都、金海市内が一望できる山城

こんにちは、釜山地下鉄2号線沙上駅から出発する釜山・金海軽電鉄を利用すれば、532年に新羅に併合されるまで491年間鉄の文化を花開いた金官伽倻(クムガンガヤ:금관가야)遺跡が残っている金海市内を観光することができますが、金海市内の北側にそびえ立つ海抜327メートルの盆城山（ブンソンサン）に古代国家でよく見られるテメ式（山頂式）の山城があります。

萬丈台から眺めた金海市内と伽耶歴史テーマパーク

盆山城は山頂の市内側の斜面に約900メートルほどの城壁が残っていましたが、2000年から始まった盆山城の復元整備計画により2015年まで復元作業が続く予定ですが、首露王陵、金海博物館、大成洞古墳博物館など、金冠伽耶の遺跡地はもちろん、金海市内、金海平野が一望できる眺めの良い山城です。また、山城の東南側にある伽耶歴史テーマパークが2015年5月にオープンしたので、徒歩でも盆山城と伽耶歴史テーマパークを楽しむことができます。

城内の3つの碑石と新增東國輿地勝覽によると、盆山城は高麗末期の倭寇の侵入に備えて、ここ古山城に石を積んで作った城を1871年に改築したと伝えられています。城の中で伽倻-新羅の土器破片が出土したことから、新羅または伽倻時代の古代山城と推定されています。

また、城内には1999年に復元された金海市民に馴染みのある朝鮮時代の烽火台である万丈台があり、金官伽倻の初代王である金首露王の王妃である許皇后がインドのアユタ国から無事に海を渡った恩に感謝するために創建したと伝えられる海恩寺があります。

基本情報
スポット名	盆山城 분산성
住所	慶尚南道金海市漁防洞山9 경남 김해시 어방동 산9
電話番号	055-330-3254
詳細情報	史跡第66号