2024年10月11日

桐華寺

桐華寺
桐華寺の統一薬師如来大仏

秋の紅葉で綺麗な八公山にある寺院

こんにちは、KTX東大邱駅から東北へ約18キロほど離れた場所にテグ市民たちに親しまれている八公山があります。木々が赤や黄色に色づく秋になると八公山の循環道路は、燃えるような紅葉のトンネルが出来上がり、美しい紅葉を楽しむ大勢の観光客で賑わいます。

山の高さ1192メートルの韓国の代表的な仏教の観光地の一つでもある八公山に、桐華寺(トンファサ)があります。新羅の炤知王(ソジワン(?~500)の時代に極達和尚が創建されたお寺で、その時の名前は瑜伽寺と呼ばれましたが、興徳王(826~836)の時に心地王師( シムジワンサ)によって建て直され、冬でも桐が咲いていたために桐華寺と名付けられました。現在の桐華寺の姿は1732年に再建されたものです。

駐車場に車を駐車し、桐華寺の境内に入ると、庭の向こうに鳳棲楼(ボンソル)という楼閣が目に入ってきます。鳳凰がしっぽをおろしている場所にあることから名づけられた鳳棲楼に上がる階段のすぐ前に卵の形をしている石球が置かれていますが、これは鳳凰が卵を抱いている様子を表しているそうです。鳳棲楼をくぐって中に入ると正面に金堂にあたる大雄殿と左右に華厳堂、法華堂などの建物が位置しています。

鳳棲楼(ボンソル)

桐華寺の見どころといえば、お寺の下にある1992年に完成された高さ30メートルの巨大な統一薬師如来大仏があります。南北統一を祈るために造成されたこの大仏は、全羅北道・益山市の黃橙石を使い、108名の 石工が約七月間にわたって作られたものだそうです。また、大仏の前には、地下2階・地上3階建ての統一大仏殿があります。

高さ30メートルの巨大な統一薬師如来大仏

この以外に幢竿支柱・毘盧庵の3重石塔・桐華寺の後門の磨崖仏坐像・毘盧庵の石造毘盧遮那仏坐像・金堂庵の3重石塔(宝物第248号)・石造浮屠群など、6点の宝物が境内にあります。

毘盧庵の石造毘盧遮那仏坐像(宝物第244号)、毘盧庵の3重石塔(宝物第247号)

桐華寺 幢竿支柱(宝物第254号)

桐華寺の後門にある磨崖仏坐像(宝物第243号)

綺麗な紅葉の季節・秋に釜山から大邱(テグ)まで足を伸ばし、美しい韓国の秋を楽しめる八公山の桐華寺はいかがでしょうか

基本情報
スポット名 桐華寺
동화사
住所 大邱広域市 東区 道鶴洞 35
대구광역시 동구 도학동 35
電話番号 053-982-0101
入場料 大人2,500ウォン/青少年1,500ウォン/子供1,000ウォン
日没後は無料観覧
観覧時間 24時間
サイト http://www.donghwasa.net/
作成者
BOGYU PARK
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