華麗な新羅文化芸術の花を咲かせた世界文化遺産の寺院
慶尚北道 慶州市 吐含山の山裾に位置する仏国寺は、1995年石窟庵のとともに世界文化遺産として指定された韓国の代表的な寺院であり、洗練された新羅芸術と新羅の仏教文化をそのまま語り伝える韓国の重要文化財です。

新羅が三国を統一した後、新羅が安定し、全ての文化が発達した全盛期を迎えたときに創建された仏国寺は、その設立年代が定かではないが、総2000余間に至る60余棟の大小様々な建物が存在したという記録から見ても、大変大きな規模であったことがよく分かります。仏国寺の石塔や石造りの階段、石の基壇などは751年(新羅35代の景徳王)の創建当時のものがそのまま伝えられていますが、大雄殿などの木造建築物は、16世紀に勃発した文禄の役の際にほとんど焼失され、18世紀に再建されたものです。

仏国寺の伽藍には、極楽殿に至る石階段である蓮華橋・七宝橋(国宝22号)、紫霞門に至る石階段である青雲橋・白雲橋(国宝23号)、毘盧殿にある高さ1.7メートルの金銅毘盧遮那佛坐像(国宝26号)、極楽殿の高さ1.7メートルの金銅阿彌陀如來坐像(国宝27号)、多宝塔(宝第20号)、釈迦塔(国宝第21号)など、韓国の国宝が六つが保存されています。
総面積が12万余坪に至る仏国寺の境内には、大雄殿を中心に多宝塔、釈迦塔など新羅ならではの個性の溢れる有名な石塔があります。
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多宝塔
花崗岩で作られた高さ10余メートルの多宝塔は、新羅時代の最盛期に作られた石塔で、東洋の他の仏塔では見ることのできない特異な形を有し、優れた石材加工技術と美しい造形美を醸し出しています。国宝第20号に指定されています。

釈迦塔
釈迦塔は国宝第21号に指定されている新羅時代の典型的な石塔で、仏国寺の大雄殿の右側に位置しており、多宝塔と相対する形で立っています。
多宝塔が女性的で繊細な美しさを持っているとすれば、釈迦塔は簡潔でありつつも力強さを感じさせる男性的な石塔だといわれています。 花崗岩で作られた高さ8.2メートルのこの塔は、各基壇の高さと塔身が調和して安定感を感じさせる美しい石塔です。

一柱門(山門)と天王門が正面に見える解脫橋
天王門と四天王像
天王門をくぐり、まっすぐ直進しますと正面に33段の青雲橋と白雲橋が見え、その33段の橋を上ったところに紫霞門が書いてある入口があります。
お寺の伽藍に木魚と雲板、写真にはないけど太鼓、釣鐘という仏教の教えを表す四物があります。


お釈迦様が祭っている大雄殿とその前に過去の仏様の多宝塔と現在の仏様を表す釈迦塔が立ち並んでいます。
十六羅漢が祭られている羅漢殿と極楽殿です。極楽殿の前にある金色のイノシシが話題になっています。
大雄殿の後ろには講堂にあたる無說殿と千手千眼観音が祭られている観音殿が位置しています。

仏国寺の正門から左に、「世界遺産·仏国寺」という字が刻まれた石碑がありますが、ここで仏国寺の記念写真を多く撮影します。
スポット名 | 仏国寺 불국사 Bulguksa Temple |
住所 | 慶尙北道 慶州市 進峴洞 15 경상북도 경주시 진현동 15 |
電話番号 | 054-746-9913 |
時間 | 3月~9月 07:00~18:00、10月~2月 07:00~17:30 |
入場料 | 無料 |
交通 | KTX新慶州駅 700番バス 約70分 慶州市外バスターミナル 10番・11番バス 約50分 所要 |
サイト | http://www.bulguksa.or.kr |
※上記の記事は取材時点での情報を元に作成しています。 現地の事情によって今とは内容が異なる場合がありますので、ご了承ください。